●質問
わたしは週3でセックスしないと生きている心地がしません。わたしはセックス大好きなただの変態女なのでしょうか?
●回答
変態ではなく、単純に、自分の人生に自分で絶望している人だということです。
「自分の人生に絶望している人」を、別の言葉でいうなら、毎日なんとなく淋しいと感じる人、とか、毎日がなんとなくパッとしないと感じている人、と言えます。あるいは、雨の日は気分が落ち込んで憂鬱になる人、とも言いかえることができます。
自分の人生に自分で絶望している人は、たえず「なんとなく淋しい」と感じます。その必然の結果として、誰かと物理的につながっていたいと願います。誰かのひと肌のぬくもりを感じているときは、淋しさを感じなくて済むからです。誰かの期待に応えて、その誰かが喜んでくれるときは、漠然とした淋しさから解放されるからです。
だから彼女は、いつでもセックスしていたいと願うのです。
セックスの相手が、あまり好きではない男であっても、彼が「咥えてよ」といえば、彼女はイヤイヤながらであっても咥えます。彼が「うまいね」とか「気持ちいいね」などと言うと、その瞬間、なんとなく淋しいという感情から解放されると知っているからです。
やがてセックスが終わって、彼と別れてひとりになると、また、漠然とした淋しさが彼女を襲います。だから、ふたたび、誰かとセックスしたくなります。
運が良ければ、そのまま、マッチングアプリなんかで相手を探して、彼女はさっとラブホに入ります。
運が悪ければ相手が見つからず、しかたなく家に帰ってオナニーして寝ます。
そして翌朝、「今日もセックスしてぇ!」と思います。
彼女にとって、希望とは、誰か他人から与えてもらうものだから、彼女は今日も明日も、あさっても、毎日、セックスしたいと願い、運が良ければ、実際に誰かとセックスします。
そして、セックスし終えるたびに、「わたしってただのヤリ●ンじゃん、サイテー」と思い、自己嫌悪に陥るのです。
では、彼女はどうすれば漠然とした淋しさから解放されるのでしょうか?
自分の使命というか、なんのためにこの世に生まれてきたのか、という問いに答えることができるようになれば、なんとなく淋しいという感情から卒業できます。
1年で卒業できる人もいれば、卒業するのに10年以上かかる人もいます。
でも、いずれにせよ、自分の使命が自分でわかれば、絶望はあなたの全身から消え去ってくれます。