●質問
元カレがわたしに「感謝している」とだけLINEしてきました。別れるときにあんなに暴言を吐いていた彼は、いったいわたしの何に感謝しているのですか？

●回答
彼はたとえば、「ヤラせてくれたこと」に感謝しています。
男って「女と無理矢理ヤル」下等な生き物みたいに思っている女子もいると思いますが、男はじつは「女子にヤラせていただくしかない」と、自分でわかっているんですね。
お願いして、土下座して、ヤラせていただくしかない――彼はこう思っているのです。
でも実際に土下座して「ヤラせてください」と彼女に言うと「わたしのカラダだけが目当てなの？サイテー！」と女子は言うでしょ？
だから、その土下座に代わる行為を彼はするのです。たとえば、美味しいごはん屋さんに彼女を連れて行く。あるいはプレゼントを贈る、などなど。
そうやって「土下座に代わる行為」をした結果、彼女はやっと彼に心を開き、裸になり、アソコを開いてくれた――彼は、（あなたには想像もつかないと思いますが）彼女とセックスしたという事実を、このように解釈しています。
つまり、彼は、幾多の努力のすえ、彼女が「ヤラせてくださった」ことに、感謝しているのです。

エロ以外のことでいえば、彼は「世界を開いてくれた」ことに感謝しています。
あなたと付き合うまで、彼の心はとても硬かったのです。女のぬくもりを知らない心だったのです。定期的にセックスできる相手を持たない人の心はどこかしら硬いから、あなたに出会うまでの彼の心は硬かったのです。
それが、あなたに出会い、付き合ったとたん、やわらかくてカラフルな心に変わったのです。
つまり、あなたにその自覚があるかないかは別にして、彼はあなたという存在によって「こんなに愛に溢れる世界があったんだ」と驚いたのです。また、「こんなになわらかく俺のことを包み込んでくれる人がこの世にいたんだ」と驚いたのです。
その驚きは、彼自身の世界を開きました。誰にとっても、自分の世界とは、驚きによってのみ開くからです。
世界を開いてくれた人のことを、人は神様みたいに感じます。だから、あなたは彼にとって女神なのです。
女神様に彼は何をするのか？

感謝するしかないでしょう。