セフレの態度が冷たいのですが・・・

●質問
セフレの態度が最近冷たいです。私に飽きたのでしょうか?

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●回答
そもそもセフレって、「自分の淋しさを埋めたい」と渇望している人、ということです。
なんか淋しい、なんか生きていてもいいことがない、なんか死んでもいいやと思う、そういった「なんか」という気持ちを抱く者が、その心の隙間を誰かに埋めてもらいたくてセックスの相手を探し、どうにか相手と出会い、セックスする。これをセフレと呼びます。

つまり、彼/彼女は、自己愛のためにセックスしているのです。この場合の自己愛とは「なんか淋しいという、心に隙間風が吹き抜ける状態で生きるのはしんどいしつらい。だから、誰かに淋しさの穴を埋めてもらいたい(誰かの淋しさの中に入ってひとつになりたい)」と欲する気持ちのことです。つまり、自分の淋しさのために相手を利用しているということです。

これは、じつは「善い/悪い」という基準で語れないことです。
なぜなら、誰だって、自己愛をもとに行動しているからです。誰のどのような行為も自己愛が基点になっているからです。

たとえば、財布を拾ったとき、交番に届けるのは、「自分が道徳にかなう行為をする<いい人>であると自己認識したい」からです。あるいは、お巡りさんに褒められたい? のかもしれません。はたまた、財布を盗んだ場合、あとになってそれがバレたら「嫌な自分」と対峙しなくてはならないが、そんな「悪」の自分と対峙するのは嫌だからかもしれません。
少なくとも「道徳的行為をするのは道徳的行為をすべきだから」と「だけしか」考えていない、わけではない、はずです。そこにはかならず自己愛が(たとえ1%であっても)存在するはずです。

自己愛を起点とし、「自分のために」セックスするふたりが寄り集まると、どうしても「冷める」ときが訪れます。それは「相手に飽きた」のではなく、単純に「セックスしてもなんとなく淋しい気持ちが消えない」という「事実」を知ったからです。
なんか淋しい人は、人肌のぬくもりを渇望し、セックスの相手を探します。が、探しても探しても、セックスしてもしても、なんか淋しい気持ちは消え去ってくれません。それどころか肥大化しているように感じられます。
それもこれも、自己愛があるからであり、その自己愛を「正しく」使えないからです。

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