お母さんとうまくいかなくて困っています

●質問
お母さんとうまくいかなくて困っています。

エステクイーン | セラピスト募集・メンズエステの高収入求人

●回答
母子関係については、さまざまな精神分析家がさまざまなことを述べています。
たとえばジャック・ラカンというフランスの精神分析家は「母親はどうしても子の世話をしてしまうし、子はどうしても母の愛を求めてしまう」と述べています。
これはまあ、誰もが経験的によく知っていることでしょう。
そのうえで、「母親には母親の事情があるという端的な事実を理解していないところから母子関係の悪化が生じる」と述べています。

母親には母親の事情がある――たとえば、母親はかつて、なんらかの事情があったゆえに、あなたに、あなたが望まない学校に進学することを望んでいるのではないか?
たとえば、自分が東大に落ちた母親は、子が東大になど行きたくないと言っても、超教育ママとなり東大を目指させる、という例。その母親には「若いころ東大に落ちた」という「事情」がある、だから「イヤな母親」になっている。

ラカンは当然、子にも子の事情があると言いたかったはずです。いや、もしかしたら言っているのかもしれません。不勉強でよくわかりません。しかし、母子関係を語る際、とかく母親は悪で、子はその被害者、という図式で語られがちですが、それだけじゃないよ、と言いたかったのかもしれない。
子はたしかに「毒親」の被害者だけど、それが肉体的被害でない限りにおいて、母親には母親なりのなんらかの事情があるということも考慮に入れないと、母子関係は悪化の一途をたどるよ、と言いたいのではないか?

母親には母親の事情があるということが理解できない子は、やがて「お母さん、死んでくれないかな」と思うようになるともラカンは言います。本当に死んでほしいのではなく、「自分の思うようにふるまってくれる母親」を理想とする子は、そういうことを朝飯前に思ってしまうとのことです。
母親はあなたの所有物ではない。同時に、子は母親の所有物ではない。
そのことに不案内な親子は、きまって関係がよくないと精神分析家は言うのです。

エステクイーン | セラピスト募集・メンズエステの高収入求人

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。