男性は40代から性欲が落ち着くって本当ですか?

●質問
男性は40代から性欲が落ち着くって本当ですか?

●回答
本当です。
というか、もちろん人によりますが、人によっては、40代で性欲が落ち着きます。
それまでは、毎日のように、したいしたいと思っていたのが、40代になると「まあセックスってやろうと思えばいつでもできるし、やったところで、たしかに気持ちいいけど、言ってみればただそれだけのことだし、だからしてもいいし、しなくてもいい。機会があればヤラせていただきたいけど、でも機会がないとか、無理に機会をつくるとかということなら、べつにしなくてもいいよ」と思います。

それはなぜか?
あるいは、「人による」とは、どういうことなのか?

セックスの快感と同等か、それを上回る快感を知ってしまった場合、性欲が落ち着き、上に書いたような境地にたどりつくのだと思います。

たとえば、クラシック音楽。
クラシック音楽のコンサートに行くと、つまらないのもいっぱいあります。こんな演奏会でよく1万円もとれるなあ、厚顔無恥か? という音楽会もあります。
でもしかし、聞き手の魂を宇宙に連れて行ってくれる音楽会もあります。55分まではとってもつまらないのだけど、でも最後の5分だけ、神様のもとに連れて行ってくれる音楽会というものが、この世にはちゃんと存在します。
その快感はセックスのそれと同等か、もっと上です。それを知ってしまったら、「セックス? まあ気持ちいいし、女子の裸はとても美しいし、人肌のぬくもりは得難いものだけど、でもまあ、べつにどっちでもいいよ」となります。

同時に、若い頃、あれだけセックスセックスと言っていた自分が、とてもなつかしく思えてきます。酔っぱらってもうなにもできないのに、まだセックスセックスと言って、夜明けの六本木でヤレそうな相手を物色していた自分がなつかしく思えてきます。遠い他人みたいに思えてきます。アホだったなあ、でもいとしいなあ、と思えてくるのです。

男子はなぜ女子のおっぱいとお尻が好きなの?

●質問
男子はなぜ、女子のおっぱいとお尻が大好きなのですか?

●回答
その理由は2つあります。
1つは、男子はじつは、女子のおっぱいとお尻こそが、この世における「究極の美」だと認識しているからです。
2つ目は、その究極の美が「どのように」つくられたのか、ものすごく気になるからです。
この2つのことについて、以下に具体的に説明しましょう。

まず「究極の美」について。
女子のおっぱいとお尻が持つ「曲線美」は、この世において、女子のおっぱいとお尻にしかありません。他に代替できるものがないのです。
たとえば、あんぱんって丸いし、見方によっては、女子のおっぱいのように見えなくもないですが、でも、あんぱんは女子のおっぱいとかお尻とかではないですよね?
また、この世でもっとも美しいとされるフィボナッチ数列というものがありますが、それはたとえばオウム貝の丸さの比率に見られます。
しかしオウム貝がいかに美しい曲線を持っているからといっても、それが女子のおっぱいとお尻の代わりになるわけではけっしてありません。

つまり、女子のおっぱいとお尻は他に替えがきかない美しさを持っているのです。その丸み、その質感、その温度感、その重量感などなど。
他に代わりになるものがあれば、男子は他に行くかもしれません。だって、女子のおっぱいとお尻を飽きることなく「追究」したら、痴漢で逮捕されるかもしれないのだから。もっと安全なものがあればそっちを愛でます。
でも替えがきかない。だからおっぱいとお尻を追いかけます。

2つ目の美しさについて。
究極に美しいものに対して、わたしたちは「それがどのようにしてつくられたのか」を知りたいと思います。
たとえば、すっごく美しい音楽コンサートのステージ。「どう」つくられたのかを知りたいから、「制作現場密着200日」みたいなドキュメンタリーが制作されて、とくにファンの人たちはそれを熱心に見ますよね。
美しいものの構造を知りたい――わたしたちはこのような欲求を持っているわけですが、それは男子にとって「君のおっぱいとお尻の秘密を教えてください」という願いに変換されるのです。

おっぱいの秘密とお尻の秘密と言われても……おっぱいは高2から急におっきくなりました。お尻は最近太ったのでパンツが食い込むようになりました、以上、終わり。と、女子は思うかもしれませんね。
でも、もっともっと「秘密」を知りたいと男子は思うのです。秘密が隠されているように思うのです。
男ってそういう生き物なんです。