●質問
彼氏に「疲れたから別れたい」と言われました。彼はわたしの何に疲れたのか? 聞いても答えてくれません。彼はわたしの何に疲れたのですか?(22歳)
●回答
たとえば、よくあるのが、若い女子が持つ「気まぐれさ」に疲れた、という答えです。
若い女子って、自分なりに精一杯彼に誠意を尽くしているつもりでいても、彼からあなたを見たら「彼女はホント気まぐれで、何を考えているのかわからない」と思ってしまうんですよね。
それは具体的には、若い女子の2つの面を「おなじひとりの人が持っている二面性」と捉えることのできない男の理解の限界ゆえです。
たとえば……ちょっと極端な例を挙げますね。若い女子の中には、男よりエッチが好きな人がいるでしょう? 3回エッチして彼が「もう出すものがない」と言っているにもかかわらず、「今夜はあと2回イキたい」などと言う女子!
そういう女子も、たとえば翌朝になれば、「わたしはこんなにヤリまくっている場合ではない! 仕事をマジメにして、マジメに結婚して安定した家庭を築くんだ!」と思ったりしますよね。
男から見たら「すげぇエロいところ」と「俺よりマジメに人生設計を考えているところ」とが、おなじひとりの人が持っているものとは思えないんですよね。だから彼は混乱するのです。「俺の彼女は、俺よりエロい性格をしているのに、同時に俺よりマジメに人生を考えている……彼女はホントはどういう人なのだろう?」と思って混乱するのです。
混乱したら、その必然の結果として、彼は疲れます。混乱するというのは、決着のついていない問題をずっと胸に抱えているということだから、彼はすごく疲れるのです。
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あなたももっとオトナになればわかります。たとえば30歳を過ぎたらわかります。「若い頃、彼を混乱させてしまって悪かったな」と思うようになります。
若いときって、自分でも自分のことがよくわからないでしょう? すげぇ気持ちいいセックスをしたいと思う自分もいれば、同時に、セックスになど溺れていないでマジメにやるときはマジメにやらないと! と思う自分もいるでしょう? それら両方の自分を、行ったり来たりしながら、なんとなくいいところに落ち着いてホッとできる――これが歳を重ねるメリットです。
彼に「疲れた」と言われたのなら、すぐに別れるのではなく、あなたが日頃感じていることを彼に正直に伝えてあげてみてください。きっと彼は「君はこんなことを考えていたのか!知らなかった!」と言うと思うから。
そのとき彼は安心して、「まだ彼女と別れたくない」と思うのです。