●質問
友達の彼氏と自分の彼氏を比べてしまって「友達の方が絶対にしあわせだ!」と思ってしまう自分が嫌いです。どうすれば比べるクセが直りますか?(23歳/フリーター)
●回答
これは、あるていど「わたしはこういうふうに生きていく」という気持ちが育たないと直らないです。つまり、自分にとって何がしあわせなのかが自分でわからないと直らないということです。
周囲と自分を比べない人とはこんな人
20歳くらいで、周囲の友達と自分とを、ほぼ比べない人がいますね。そういう人は、自分というものを持っているから比べないのです。
たとえば、まわりがどうであれ、わたしは20歳年上の今の彼氏と結婚する! と、なぜか強く思っている女子がいますが、そういう人は20歳にしてすでに何が自分にとってのしあわせかを知っている人です。自分がどうふるまえば、自分が想像している未来に行けるかを、なぜか知っている人です。
親の育て方がよかったのか、もともと持って生まれた性格がマイペースなのか知りませんが(たぶんその両方だと思う)、若くして周囲と自分とを比較しない人っていますよね。
つねに周囲と自分とを比べてしまう人の問題点
反対に、つねに周囲と自分とを比べてしまう人は、これから自分というものを確立しなくてはなりません。
40歳も50歳にもなって、いまだに周囲と自分とを比較している人もいるけれど、そういう人は口を開くと他人のウワサとか悪口ばかり言い立てて、聞いていてホント不幸な人だなあと思います。
そういう生き方をあなたがしたいのなら、それでもべつにいいと思うけれど、でも、せっかく今こうやって性格を直したいと思っているのだから、今のうちに自分というものを確立する努力というか工夫をするといいです。
どのような工夫をすればいい?
どのような工夫をするといいのか? 過去のことをできるだけ忘れるように意識することです。自分の過去におけるあまりパッとしない思い出に心を奪われているから、人は自分と周囲とを比べようとします。
今は今で、じつはそれなりに楽しいし、キラキラしているものなのです。今とは、じつはそのように、誰にとっても魅惑的な時制なのです。心が過去につなぎとめられている人は、その事実を知らないのです。
できるだけ済んだことを忘れること。過去のつらかった思い出(挫折した経験や振られたことなど)を忘れられるよう工夫をすること。
この努力をするだけで、周囲と自分を比べるクセは直ります。
がんばってください。