●質問
彼氏とケンカしたら、かならずわたしの方から「ごめんね」と言います。なぜなら彼は絶対に謝ってこないからです。謝って、関係をもとに戻さないと、なんか気まずいとわたしは思うので、いつもわたしから謝ります。
彼はなぜ「ごめんね」のひと言が言えないと思いますか?(22歳・大学生)
●回答
こういうのって、「男の変なプライド」という言葉を用いて説明されがちですが、それではなんのこっちゃ?的に意味不明なんで、べつの言葉を用いて解説したいと思います。
女子は愛の世界に生きているけれど、男子は愛の世界に生きていない、あるいは愛の世界に生きていても、その愛の量が女子より少ない。
あるいは、言い方を変えるなら、そもそも愛とは女子が持っているものを指す言葉であって、男子は「あと追いで」それを「学習」するように生まれついている。
ぼくはそんなふうに感じます。
女子って、子どもの頃から愛の世界に生きているんですよ。
学校から帰ったら、こたつでテレビを見ながら宿題をし、途中で眠くなってうたた寝してたら、お母さんに「お風呂入りなさい」と言われ、お風呂に入って、髪を乾かして寝ます。
対して、男子は、こたつになど入りません。夕飯もそこそこに自分の部屋にこもって勉強します。勉強の合間に、「愛ある世界」つまり女子のことを妄想しながらオナニーして、また勉強して寝ます。
そういうのが、おおむね大学に入るまで続くのです。
ようするに、女子は子どもの頃から大学生になるまで、ほぼ一貫して愛の世界に暮らしていますが、男は愛なき世界に暮らしています。
そういう男が、大学生になって、いざ恋愛をしたら、そのときはじめて愛の世界を知ります。
むかしから愛の世界に生きている女子は、彼氏とケンカしたら「ごめんね」と、愛ある言葉がすっと出てきます。
対して男は……愛の世界に昨日今日入ったので、なにが愛ある言葉なのか知りません。だから、彼女とケンカしても「ごめんね」のたったひと言が出てこないのです。
というのが、ぼくの考えですが、ご理解いただけたでしょうか?