●質問
既読スルーする男子って、女子のことをナメているのですか？　金曜日のデートの約束のLINEを、わたしは水曜日に送ったんですが、彼はずっと既読スルーしつづけ、返事が来たのが、金曜日のデートの30分前だったんです。ホント、ナメてるんですかね？（24歳・ヘアメイク）

●回答
あの～ですね、無口なお父さんっているでしょ？　あるいは、なにを考えているのかまったくわからない男の上司で、メールの返信すらしてこないようなおじさん上司っているでしょ？
そういうおじさんと、既読スルーする男子は、じつは同じ人種なのです。

ひと言くらい「了解」とか「わかった」とか「金曜OK」とかと返信すればいいと思うんですが、そういう人種の方々は、返信をするという発想がなぜかないんですよね。なぜか知らないけど、ないのです。

男のぼくからしても、そういう人種の方々は不思議に思います。
だって、なんらかのLINEをしてくる人は、なんらかの返事がほしいと思っているからLINEを送ってくるわけでしょう？

と書いて、わかったんですが、既読スルーする男って、ようするにコミュニケーションのなんたるかを知らないのだろうと思います。
コミュニケーションって、なにもむずかしいことではなく、キャッチボールとおなじですよね？
ボールが来たら相手に返す……この繰り返しがキャッチボールですよね？
コミュニケーションもそれとまったくおなじでしょう？

ということは、既読スルーする男は、ボールが自分のところに溜まっていくのを不快に思わない人種なのでしょうね。
もっと大胆に言い切ってしまうと、彼女に限らず、誰ともコミュニケーションしたいと思っていないのでしょう。
まったく完全に思っていないというわけではなく、「おれ、孤独でもべつにいいし」みたいに「おれのデフォルト＝孤独」と思っているように思うんです。

その孤独の世界から彼を引きずり出すことができるのは、じつは彼女しかいません。愛が彼を孤独の世界から引きずり出す唯一のツールだからです。
がしかし、彼は既読スルーしつづけます。
ということは、彼の感性は孤独にやられて錆びついていて、もう元には戻らないのかもしれません。
そういうのを見て、あなたは「わたしのことをナメているの？」と思います。
なかなか男前な女子だなあとぼくは感服します。