●質問
コロナの影響で、在宅勤務が増えてからというもの、同棲中の彼氏とケンカすることが増えました。どうすればいいのでしょうか?
●回答
コロナ離婚とか、コロナDVなどという言葉が生まれているくらいですから、みなさんそれぞれに大変なのだろうとお察しします。
さて、マジメな話、こういうときにもっともいいのは、セックスでつながっている関係です。
セックスの相性がいいから付き合って、お互いに相手のことが好きだと思っている関係が、こういう時は一番いいのです。
なぜなら、狭い部屋で四六時中顔を合わせて相手にうんざりしても、ヤルことをヤレば、お互いに気持ちがどうにか落ち着くからです。
では、そういう関係のカップルでない人はどうすればいいのでしょうか?
同棲中の彼氏とケンカをしてしまったとき、もっともよくないのは、自分の性格や相手の性格を責めることです。わたしがもっと我慢強い性格だったら、とか、彼がもっと温厚な性格だったら、とか、どうにもならない「過去のこと」を思い詰めるのがもっともよくないのです。
なぜなら、そんなふうに思い詰めても「どこにも行けない」から。
ケンカというのは、お互いに自分の先の人生に希望を見出せていないから起こる現象です。
あなたはあなたの先の人生に希望を見出せていないし、彼も同様に、自分の先の人生に希望を見出せていない、だからケンカになるのです。
ということは、端的に、希望が見いだせるなにかをすればいいということになりますね。
たとえば、朝早起きして散歩に行くとか(外出が制限されていますが、散歩はいいんでしたよね?)
あるいは、ふたりそれぞれにヘッドフォンをして、大音量で音楽を聴く時間を設けるとか。
「精神」が死ぬと、人は簡単に希望を見失います。その必然の結果として、身近な人とケンカするようになります。
散歩をして新緑を愛でる、でもいいし、音楽を聴いて心にビタミンを与えるでもいいのです。なんらか「精神」に効くことをやって、希望を自家発電しましょう。