●質問
男子が本命の彼女にしかしないことってなんですか?
●回答
「自分の時間を明け渡す」でしょうね。
つまり、彼は、本命の彼女のために、たとえば、仕事の時間を調整して、デートの時間をつくる、とか。
自分の時間を明け渡した結果、やることは2つです。1つはデート。どこかに出かけるというデート。もう1つは、家でまったりする系のデートに代表されるように、彼女と一緒になにもしないでぼ~っとする、言い方を換えれば、彼女と、流れゆく時間をただぼんやりと眺める。
どちらも、彼は本命の彼女にしかしません。
ここで女子たちからの反論があるとすれば、それは「彼は浮気相手にも自分の時間を明け渡している」というものでしょう。
この場合、彼にとって、「その時その瞬間は」浮気相手も本命なのだ、ということです。
つまり、「男子が本命の彼女にしかしないことってなんですか?」という、最近ネットで流行っている質問の前提には、「男はつねにひとりの女子のことしか本命と思わないはずだ」というまちがった考え方がある、ということなのです。
男は同時に複数の女子のことを本命と思います。ある種の女子もそうでしょ?
たとえば本命の彼氏がいて、その彼氏が2週間に1回しかエッチに応じてくれないとなると、彼女はもうひとりの「彼氏」をつくってセックスを楽しむ――という人もいますよね?
そして、その「彼氏」のことを彼女は、「その時その瞬間は」本命だと思っているから、だから「生で中出しでもいいよ」と言うのでしょう?
で、本命の彼氏には絶対に浮気がバレないようにして、最終的に「本命の」彼氏としあわせに結婚して、出産して、「本命がふたりいた過去」を「なかったこと」にするわけでしょう?
さらにいえば、「男子が本命の彼女にしかしないことってなんですか?」と質問する女子というのは、自分が彼に1番と思われているかどうかが不安でしかたないということでしょう?
それは究極的には彼の問題ではなく、自分のふるまいや存在に自信を持てないあなた自身の問題だ、ということですよ。
自信のある女子は、1番だろうが2番だろうが、そんなことを気にしません。
ただ、「彼と一緒にいる時間を、より充実したものにするにはどうすればいいのか」と思うのです。
ポイントは「彼と一緒にいる時間」、つまり、時間という動的な感覚を、彼女は持っているということです。
「今この瞬間」という、二度と訪れない「今」を、彼と充実したものにしたい――この感覚こそが恋愛だし、じつはそこには、1番も2番もないのです。