●質問
今の彼氏に振られたらどうしようとか、今の派遣の仕事がくびになったらどうしようなど、とかくネガティブなことを考えてしまいます。このような性格を直す方法を教えてください。
●回答
誰だって、ていどの差はあれど、将来のことを心配しているので、ネガティブな性格がまったくもって良くない(善くない)ということではありません。
むしろ、将来のことをまったく心配していない人(心配事があるにもかかわらず、それから目をそらし続ける人)のほうがヤバいです。
がしかし、心配しすぎる性格も問題といえば問題ですね。さて、どうしましょうか。
たとえば、キルケゴールという人は、根っからネガティブな人でした。親が心配性だったので、子であるキルケゴールも心配性な性格になったんですね。で、彼はそういう自分の性格についてとことん考えました。
そして生まれた答えが「信じなさい」です。信じればネガティブな性格は直ると彼は言います。
たとえば、「わたしはポジティブな性格になれる」と信じること。これだけで人は変わることができると彼は言います。
なぜ彼はそう言ったのでしょうか。
信じるとは「今この瞬間」において信じることを意味します。
ネガティブな人は、「今」というまっさらな時(まだ心配事が現実化されていないこのまっさらな時)において、未来のことを悩んでいますね?
でも、今という時において、わたしたちは明るい未来を想像し信じることもできますね。
つまり、わたしたちは、今この瞬間を、ネガティブに生きるのか、ポジティブに生きるのか、選択できるわけです。ネガティブな人は、ネガティブな方を選択し続けた結果、ネガティブなのです。
今この瞬間において、「ポジティブな人になれる」と信じること。信じるというのは「今、未来を感じること」を意味します。
ようするに「今」なんです、今。過去にどのような不幸なことがあろうと、また、未来に心配があろうと、とにかく「今信じること」。今悩まないで、今信じること。
これがネガティブな性格を直す方法です。