●質問
わたしは電話占いとかに毎月1万円以上使っています。占いが好きで、信じています。
ところで、男子はどうして占いを信じないのですか?
●回答
占いって、生き惑っている人が信じるというか、すがるものです。自分の生き様が確立されている人は、占いをほぼ見ないし、信じません。見たとしてもちらっと見るくらいです。信じるとしても、「ああ、今日の牡牛座は右足から玄関を出るといいんだ、やってみようかな」と思って玄関に行くと、もう忘れています。
男女ともに生き惑っている人が大勢いるこの世の中で、ではなぜ男子は女子より占いを信じないのでしょうか?
答えは、男女で生き惑い方が違うからです。
女子は「今」をどう生きるとわたしは幸せになれるのか? という問いの答えを追い求めて生き惑います。
今わたしはどうすればいいのか? 今日のわたしのラッキーカラーは何か? 今日のわたしの「注意事項」は何か? という角度で自分の幸せを考えます。その女子の問いに、占いは的確に答えてくれます。
対照的に男子は、自分の過去がこうだったから未来はこうなるだろう、ということを考えます。その思考からは「今」が抜け落ちています。
今がハッピーになるとかならないとかではなく、未来が良くなるにはどうすればいいのか? というのを考えているのです。
もちろん、未来をいいものにしようと思えば、今を充実したものにする必要があるわけですが、男ってなぜかそうは考えないんですね。未来のことしか考えないのです。
簡単にいえば、女子は今をおおいに楽しむためにわたしはどうすればいいのかを考えています。だから占いの「今日のラッキーカラー」とか「今日の吉方位」などを毎朝チェックします。
他方、男子は、「今」をすっ飛ばして未来について考えます。今日のラッキーカラーが何色であろうと、来週(=未来)の会議で上司に褒められるためにはどうすればいいのかを考えます。
占いは今あなたは何をすべきかを言います。今、というのは、広く言うと今日のことですが、今日あなたはなにをすれば幸せになるのかを占いは言います。
今この瞬間という、動的なものを感じることのできる女子は、その占いにすがります(参考にします)。
過去や未来という動的ではない固定的なものばかり気にしている男子は「今」に興味を示さないから(示せないから)、だから占いに興味を示さないのです。