●質問
20代後半になって結婚する友人たちが増えてきて、「私も彼と結婚したいな」と思いますが、彼になかなか話を切り出すことができません。どうやって話をすればいいのですか?
●回答
ひと頃、「彼の目の付くところに『ゼクシー』を置いておく」という方法が、よくネットで紹介されていました。そうすれば、彼も結婚を意識するだろうという、女子の知恵。
がしかし、男は、はっきりと「結婚したいです」と彼女に言われないと、結婚を意識しません。
なので、今回のご質問のお答えは「彼に対して、言葉で『結婚したい』と明言すること」です。
男って、結婚に、女子ほどロマンを感じていません。夢を感じていません。
では、男は結婚になにを感じているのかといえば、あまりなにも感じていないんですね。
「いずれするもの=結婚」とか「お金ができればするもの=結婚」というふうにしか感じていないのです。なんの悪気もなく、男ってそうなんです。
だから、彼女が言葉にしてはっきりと示す必要があるのです。「結婚したい」と。
その途端、男は「けじめ」という言葉を意識するようになります。彼女の口からけじめという言葉を聞いたわけでもないのに、けじめを意識するようになります。
親から「結婚とはけじめですからね」と言い含められたことなどないのに、けじめを意識するようになります。
男って、そういう生き物なんです。
つまり、男にとって「彼女とつきあう」というのと、「彼女と結婚する」というのは、ステージが違う(レベルが違う・階層が違う)話なんです。
だから、「ゼクシーを置いておく」というのは「効かない」のです。そもそも話のレベルが違うから。
そうではなく、彼女にはっきりと「結婚したい」と言われた時、彼の意識のレベルがぐんと上がって「俺はこの子と結婚することを真剣に考えないといけない」と「悟る」のです。
で、実際に結婚にいたるかどうかは、あとは金次第です。
お金がある男は、すっと結婚します。結婚しないお金のある男とは、彼女と「そこまでの」関係ではなかったということです。
反対に、お金がないけど彼女のことが好きで結婚したいと思っている男子は……こちらもなかなか結婚話を前に進めようとしません。お金がないのが彼女にバレるのが嫌だから。
そういう時は、「お金がなくてもいいの。結婚式なんか結婚してお金が貯まってからでいいの。だから結婚しよ」と言えば、超喜んで結婚してくれます。
年収360万円が理想という男子が多い今の世の中って、こんな感じなんです。