●質問
女子にとってセックスって「ヤラせてあげるもの」なのですか? なんか友だちがそう言ってて。わたしはそうは思わないんですが。
●回答
これだけ男女平等と言われている時代なのだから、男子も女子もともに「ヤラせてあげる」と「ヤラせていただく」という気持ちを半分ずつ持つといいのではないか、と思いますが、ことセックスに関しては、今でも「女子=ヤラせてあげる側」「男子=ヤラせていただく側」と役割が固定化されていますね。
なぜでしょうか?
ひとつには、単純に、需要と供給のバランスの問題があるでしょう。
女子でセックス大好きな人は、男子ほど多くはないでしょう。
一部、すごくセックスが大好きで、デートのたびにセックスし、そのうえまだ「おかわりセックス」を求める女子がいるものの、多数派は「まあまあセックスが好き」で、「週1くらいで彼氏とセックスできればいい」のであって、「平日にしたくなったらオナニーで我慢して週末のセックスを夢見る」のでいいという女子でしょう。
対して、男は……若いともう四六時中セックスです。セックスのことしか頭にない。そういう男子が多数派でしょう。
すごくヤリたい人と、まあまあヤリたい人がいれば、どうなるか?
当然、すごくヤリたい人が、まあまあヤリたい人に頭を下げて「ヤラせていただく」ことになります。
つまり、男子が女子に頭を下げて「ヤラせていただけませんか」となる。
もうひとつは、女子は女神だから、という理由が考えられます。
女子の、あの柔らかさ、まるさ、あたたかさは、この世でもっとも美しいものです。別の言い方をすれば、神様がおつくりになった究極の美です。
対して男は……べつに究極の美でもなんでもありません。ただ人間のかっこうをしているだけ。
つまり、「平民」と「女神」なわけです。
すると当然、平民が女神に頭を下げて「ヤラせていただけませんか?」と、こうなりますね。
女神が平民に対して頭を下げて「ヤラせていただけませんか?」とは、ふつうならないですよね。
女神は平民に「セックスしよ!」と言えばいいだけですから。