●質問
LINEで好きな男子に好きと伝えたいのですが、なんて送ればいいのですか? へんに送ってしまうと誤解されそうで……。
●回答
好きという二文字を送れる人と送れない人が世の中にはいて、言うまでもなく送れる人のほうが人生楽しいですよね。
でもまあ、あなたは送れないのだから、しかたない。送れないところから人生を始めるしかないですね。
さて、質問文の後半の「へんに送ってしまうと誤解されそうで」というところについて。
LINEやメールでやりとりをすると、どうしても「誤解」の余地が生じてしまう気がして、送りたくても送れない人も多いかと思います。
なぜそのように思ってしまうのか?
自分が思っていることを正確に言葉に変換できないからです。
自分が思っていることを自由かつ正確に表現しようと思えば、「読む」と「書く」の訓練が不可欠です。
が、多くの人はそれをせず大人になりました。中学高校時代、いっぱい本を読みましたか? 現代文の問題を解いてきましたか? 日記書いてきました?
おそらく多くの人の答えはすべてNOでしょう。
だから、その必然の結果として、自分が思っていることを自由かつ正確に文字化できないのです。そういう人がLINEで好きですと伝えるのをためらわないわけがないのです。
というわけで、今からでも遅くないので、「読む」と「書く」をやってください。
「読む」と「書く」は車輪の両輪です。よく読む人はよく書けます。よく書ける人はよく読めます。
よく読むというのは、ひとつには、その文章の構造を洞察することです。いまひとつは、書いていないことを読解することです。本はどれも「書きたかったけれど書けなかったこと」を持っています。そこに著者の本当にメッセージがあったりします。
著者はなにも意地悪で書かなかったのではありません。本は1つのテーマのもとに書かれますが、そのテーマから遠い出来事は書きたくても書けないのです。
そのようにして「読む」をやれば、必然的に「書く」ができるようになります。
つまり、LINEで「好き」を伝えることができるようになるのです。