●質問
性欲に振り回される自分が嫌いです。ついオナニーしてしまったり、マッチングアプリで男を探したりする自分が嫌いなのです。ふと我に返った時のむなしさもイヤです。
●回答
一般的に、15歳くらいから、多くの人は自分の性欲とお付き合いしてきましたね。
受験勉強をしていても、男と(女と)セックスすることを夢想し、覚えるべき英単語がまったく頭に入ってこず、試験の結果はさんざんで……みたいな。
20歳を過ぎると、セックスし放題! とくにひとり暮らしをしたら、自分の部屋がセックス部屋になり、それはもう!
で、29歳。性欲と「マジメさ」のはざまで心は揺れ動き、結婚相手を探すのに葛藤します。「彼はイケメンでセックスが超うまいけど、安定した収入がないし」
かくして、彼女は「まあまあ」セックスがうまい男性と結婚します。
しかし、週1のセックスでは不満で、週4くらいセックスしたくて、マッチングアプリで男を探し、不倫します。
が、今のところ旦那に不倫がバレることなく穏やかに暮らしています。
というので「ふつう」かもしれません。
つまり、性欲それ自体にガチで向き合うというより、その時その時で、「どうにか性欲をやりすごす」か「どうにか性欲を処理する」ことで、みなさん歳を重ねているのです。
本当にガチで性欲に振り回されない自分を手に入れようと思えば、出家して修行する(仏教の修行をする)という方法がありますが、まあ、ふつうはしませんね。
座禅をすれば戯論(けろん)が消えて「ワンランク上」の人格を手にできますと聞いても、ふつうはしないでしょう。
では、どうすれば性欲に振り回されないようになれるのか?
心の中の寂しさと向き合ってみることをおすすめします。
というのも、「余計な」性欲というのは、「なんか寂しい」という気持ちが生み出しているからです。
なんか寂しい、だから、マッチングアプリでセックスの相手を探したい、ということです。
「マッチングアプリでちゃんと交際できる彼氏を探しています」と、表向きは「いいこと」を言うものの、心の中では「寂しいからセックスしたい」と考えている女子はとくに、そういう自分を「隠さない」で、ちゃんと寂しさと向き合ってみてください。
「隠す」ところから、無駄な性欲は湯水のように湧いてくるからです。