●質問
「今は彼氏はいらない」と言う女子をどう思いますか?
●回答
エッチはどうしているのだろう? と思います。
もっと具体的に言うと、オナニーにいそしんでいるのか、不特定の男とセックスすることに生きがいを見いだしているのか? いずれかだろうと思います。
さらに言うと、不特定多数の男とセックスすることを楽しんでいる性欲強めの女子なのだろうなあ、と思います。
もっとも、男にも女子にも、そういう時って(ある人は)あるので、それが悪いということではありません。
閑話休題。
なにかの代替行為としてセックスにいそしんでいる女子、という思いも抱きます。
たとえば、本当はCA(キャビンアテンダント)になりたくて、CAではない自分は自分ではないと思っている女子が、CAになれない「なれなさ」に反抗している、ということです。
彼女は、本当はセックスなんてあまりしたくない、と思っています。もちろん、女子にも性欲はありますから、多少はセックスしたいと思っています。しかし、男をとっかえひっかえセックスしたくない。週5でセックスなんて本当はしたくない、と「じつは」思っています。
〇〇の代わりにセックスをする(セックスせざるをえない)というのを、キルケゴールという人は「永遠に対する反抗」と呼んでいます。
永遠というのは、上の例で言うなら、「CAになっている自分」です。より具体的には、CAになってさまざまな人にさまざまなことをするという行為を通して得られる「なりたい自分」のことです。
「なりたい自分」になれない時、私たちは、じつはなんらかに反抗しています。その「なんらか」をキルケゴールは永遠と呼びました。
永遠に反抗するためのセックスを繰り返す女子は、世間では端的に「病んでいる」と言われます。
実際、「なりたい自分」になれない時、私たちは「この自分が嫌い」なわけですから、病んでいます。ただし、「ただの病み」ではなく、「反抗」としての病みであることがポイントです。