●質問
付き合う男子がすべて「悪い男」です。もっとまともな男子と付き合いたいのですが、どうすればいいでしょうか?
●回答
人は自分を生きている限り、良い人と知り合うことができます。反対に、自分を生きていないと、とたんに悪い人がまわりに寄ってきます。
たとえば、なりたい自分を目指している女子というのは、自分を生きていないわけです。自分を生きるというのは、この自分を生きること、すなわち、なりたい自分も、なりたくない自分も、いい自分も、嫌な自分も、すべて含めたこの自分を生きることを言います。なりたい自分を目指している人は、その意味で浮き足立っているのです。自分というものを持っていないふわふわした女子に見えてしまうのです。
だから悪い男が寄ってくるのです。
たとえば、朝からパチンコ屋の行列に並び、夕方までパチンコをして、夜はスナックに行き、深夜に帰宅するような男と同棲している女子は、一般に、「母性本能が強い」と言われています。その母性本能の強さとは何かといえば、お母さんのように、大きな気持ちで優しくダメな男を包む気持ちのことです。
しかし、別の見方をすれば、母性本能とは、自分を生きることができない女子が、その心の隙間を埋めるために発揮している本能ということも言えます。
私たちはとかく、「この自分」を離れて理想的な自分、すなわち、なりたい自分を目指す癖があります。しかし、本当に幸せになろうと思えば、私たちは、この自分を生きるしかないのです。自分のいいところも嫌なところもすべて含めて「よし、今日もこの自分を生きてみようか」と思える気持ち。それが、良い人と出会う人格を醸成してくれるのです。