先日AVを観ていたら「このだらしないオマンコにお仕置きだ!」と男優さんが女優さんのオマンコを見ながら言っていました。
「だらしないオマンコ? はて?」
小陰唇が黒くて、ビラビラが垂れ下がっているオマンコのことかしら? あいにくモザイクがかかっており、だらしないオマンコの正体はわかりませんでしたが、今回は小陰唇のウソとホントを科学してみたいと思います。
●小陰唇のホント
小陰唇は、思春期を過ぎたころから、ビラビラが出てくる女性もいれば、出てこない女性もいます。一般的にはビラビラは膣内に雑菌を入れないために必要であるから発達すると医学的には考えられているようですが(あるいは男性器を導く役割をする)、男でもチンコの皮がかぶったままの人もいれば、ずる剥けの人もいるように、ビラビラが未発達なまま成人を迎える女性も、しっかりと発達して成人を迎える女性もいます。
どちらが医学的に間違っているという見解はありません。発達しすぎたビラビラが擦れて痛いという女性もいるようですが、小陰唇の大きさや色に「医学的な正解」がない以上、すべて実費での手術になるとのことです。
●医学的に割り切れない小陰唇のお話
小陰唇も皮膚ですから、擦れると黒ずんできます。皮膚は摩擦などの刺激を受けるとメラニン色素が出てきます。メラニン色素を出すことで、肌を刺激から守ろうとするのです。
しかしこのメラニン色素は遺伝的に濃い/薄いが決まることもあり、どのていどまで黒いと遺伝で、どこからが擦れすぎ(ヤリマン)なのかがはっきりしていません。すべては個人差の世界です。
よって、オナニーやセックスのやりすぎで黒い小陰唇になったのか、もともと遺伝的に色素を多く持つから黒くなったのか、判然としません。しませんが、多くの男性はスケベ心から、小陰唇(ビラビラ)が黒い=オナニー(セックス)のやりすぎというふうに思い込もうとします。男ってバカですね。
●チンコが黒い男性はヤリチンなのか?
では、チンコが黒い男性はヤリチンなのか? という問題について。女性は大好きな彼がヤリチンかそうでないのか、知りたいかもしれませんね。
しかしこれも先に述べた小陰唇の色と同じことで、ヤリチンだから摩擦で黒くなったのか、もともと色素が濃い家系の男性なのか、どちらとも断定することはできません。まさか彼の父親や兄弟のアレと、彼のアレを見比べるわけにもいきません。
男女ともに、騙し騙されながら、楽しくセックスするというのが、ベターなのかもしれません。
よって冒頭でご紹介した「だらしないオマンコ(≒だらしないチンコ)」がどういうものか、各人で想像するしかないということになります。